団体名 | International Maize and Wheat Improvement Center (国際トウモロコシ・小麦改良センター(CIMMYT)) | ||||
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団体名ふりがな | International Maize and Wheat Improvement Center | ||||
年度 | 1997年度 | ||||
事業種別 | 助成事業 | ||||
実施地域 |
アジア 中南米 アフリカ |
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実施国 |
アジア全体 中南米全体 アフリカ全体 |
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事業金額 |
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事業内容 |
開発途上国における貧困層の栄養状態改善を目的とした高品質蛋白質とうもろこし(QPM)の普及プログラムに対する資金協力。
現在、世界で慢性的に貧困な人口は約10億人と言われており、多くは飢えや栄養不良からくる生命の危険にさらされている。アフリカや南米では約20の開発途上国がとうもろこしを主食としているが、とうもろこしのみに依存しがちな貧困層、特に女性と子供の間では蛋白質不足に起因する健康問題が深刻である。 本プログラムは、生存のために主にとうもろこしに依存している人々の栄養水準を改善し、栄養不良に関連した病気と死亡を減らすことを目的として、質的に改良された蛋白質を含む高品質蛋白質とうもろこし(QPM)の普及を目指す。具体的には各国の農業研究機関と協力して、現地に適応し高い生産性を保ち得る高品質蛋白質とうもろこしの種子を開発し、その種子を農業分野で実績を持つNGOの協力を得て普及させる。プログラムは5年計画で、ボリビア、ブラジル、グアテマラ、エチオピア、ガーナ、マラウィ、モザンビーク、中国、インドなどの国々を中心に展開される。 本(98)年は5年計画の第2年次で、昨年は各国の農業研究機関に種子を持ち込み、現地に適応する種子の開発が始められた。本年次は引き続き品種改良を続けるとともに、各国のQPM研究者の研修や、関係者による年次会議が行われる。 当財団としては、特にアフリカにおける食糧増産プログラムであるSG2000との協力により、双方のプログラムが開発途上国の食糧事情、栄養状態の改善により優れた効果をあげることが期待されることを鑑み、積極的に支援する。 |
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成果物 |
「高品質蛋白質とうもろこし普及プログラムの推進」の報告書
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備考 |