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日本の献体四十年

 事業名 篤志献体の普及啓蒙
 団体名 日本篤志献体協会 注目度注目度5


北里大学白菊会の歩み

 

北里大学白菊会

 

北里大学医学部は昭和45年に開設され、本学第一回生の解剖学実習は昭和47年に行われた。当時は戦後の医・歯系大学の増設の時期でもあり、新設医学部において実習に十分な解剖体確保は困難なことであったが、寺田春水教授(現名誉教授)を始め、教職員の尽力により第一回目は34体のご遺体で解剖学実習を始めることができた。開設当初から学生4人に一体の割合が確保されていた。本学の篤志献体者団体は、昭和46年4月東京大学白菊会の支部として発足したが、昭和55年4月から独立して北里大学白菊会となった。数名の会員での発足ではあったが、昭和56年8月には500名に、昭和60年6月に1000名となり、以後順調に会員数は増加し、現在(平成8年5月末日)会員総数は2286名に達している。この間709名の会員の方が献体された。平成4年度からは篤志献体者のご遺体だけを使わせていただいて解剖学実習が行われている。この間、学生数の削減もあり、現在は学生3人に一体で実習が進められているが、解剖学実習の他に、医学部学生が行うアドバンストコースの肉眼解剖学の学習や、卒後研修のためにも提供されている。
北里大学白菊会は学内の組織として運営されているために、会長などの役員はおかず、また特に会報も発行していないが、昭和47年から毎年会員と学生の懇談会を開催している。この懇談会は前年度に解剖学実習を終えた3年生全員が参加して、会員の方々と学生との“話し合い”という形式で進められるもので、当初は系統解剖、病理解剖、法医解剖の合同の慰霊祭の後に開かれていたが、昭和62年からは学内で平成3年以降は近郊のホテルで行われるようになった。懇談会の席で学生は人生の先達である会員の方々から献体を決意した動機や現在の心境をうかがい、また解剖学を通して学んだことを感謝の思いを込めて語っている。本席では健康増進に役立つ講演や解剖実習室・実習テスト風景・納棺式の様子などのスライドによる説明もあり、会員の関心が高い。また学生代表による「解剖学実習を終えて」と題する感想文の朗読が行われている。従来、鶴見・総持寺で行われていた合同慰霊祭は平成5年度から、相模原市民ホールで「医学のために献身された方々への感謝の集い」として、無宗教の形式で行われるようになった。
昭和48年4月近くの無量光寺に本学の納骨堂が建立され、毎年解剖学実習を行っている学生全員と教職員が参列し、納骨のための墓前祭を挙行している。納骨を希望する会員の方々も次第に多くなり、現在456柱が納骨されている。
解剖体関係の業務には2名の技術員が配属され、休日深夜にかかわらずご遺体収集を担当してきた。長田吉雄、藤田清松両技術員が既に退職され、現在は三宅春男と籾山雅夫の両技術員が担当している。藤田技術員は北里大学白菊会の会員でもあり、平成4年11月逝去、献体された。

 

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