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日本の献体四十年

 事業名 篤志献体の普及啓蒙
 団体名 日本篤志献体協会 注目度注目度5


岐阜大学医学部献体33年

 

岐阜大学医学部

 

本学における献体の最初の生前契約書は昭和38年1月31日発行である。この頃の契約書は職員の丁寧な手書きのもので、同年8月13日に成願されたことが書き添えられている。その後昭和40年代後半までは順当に解剖実習が行える状況であったが、県内に歯科大が開校された昭和46年後半から本学における献体は激減した。当時の学部長は現状の打開のため遺体収集部門として系統解剖室を設けてここに2名の職員を配置し、その責任は解剖学講座第一・第二が5年交代でとることとした。『献体のしおり』や生前契約を申し込んで下さった方への医学部長名の感謝状の発行がこの頃決められ、昭和47年8月18日に感謝状第一号が発行された。平成8年6月現在、生前登録者に贈られた感謝状は2,356枚となった。系統解剖室では献体運動の推進、生前登録の受け付け、医学部長からの感謝状の交付事務、遺体の受領と遺体の保全処置、実習終了後の納棺の介助と遺体の火葬場への搬送、文部大臣からの感謝状の交付事務、ご遺骨の返還業務を担当し、24時間態勢でこれにあたっている。第一解剖学講座の技官と教官が、休日の遺体の受領に参加する。解剖体追悼法要は毎年5月中旬に市内の西本願寺岐阜別院において開催されたが、平成8年からは10月に無宗教で医学部の近くにある岐阜市民会館にてとり行われることとなった。平成8年3月28日には医学部敷地内の木立に囲まれた場所に解剖体慰霊碑が建立され除幕式が行われた。(写真)
実習は1遺体に学生4名がつき、上半身担当の2名と、下半身担当の2名の学生が領域を交代してさらにもう1遺体実習する方法が長らく採られ、学生2名に1遺体を原則として行ってきたが、昭和50−57年度の間は4人で3遺体を解剖する機会を得た。平成4年度と5年度には1遺体に学生2名がついて実習の全行程を進行する方法がとられた。また、夏期休暇中には上級生のための解剖実習を実施している。平成5年度から6年一貫教育が採られることとなり、大学生となったばかりの1年生の1学期から解剖学の講義が始まった。新カリキュラムと旧カリキュラムが並行して行われた平成6年度は3年生の実習が4−7月に、2年生の実習が9−12月に行われた。すなわち、1年間に80体の遺体が必要とされた訳である。このような事態にも支障なく対応できたのはひとえに献体をお申し出下さった方々と、それに理解を示されたご家族のお陰である。カリキュラムの改変が続く中で解剖学の担当時間は大幅に減少したが実習時間は出来る限り減らさないよう工夫した。献体の生前登録をいただいている方にお願いして解剖実習直前もしくは実習中程の段階で非常勤講師として学生に講義をしていただくことを計画中である。

 

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