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外洋における油流出事故対策の調査研究報告書

 事業名 海洋における油流出事故対策に関する調査研究
 団体名 シップ・アンド・オーシャン財団  


4.5.4 計算結果の例

図4-14に若宮灯台の風を用い、表4-1の基本ケース、表4-2のケース@、A、Bについて計算した結果を示す。油は全ての計算ケースで上島西岸を北東に進み、34°30'Nを越えた付近から東へ向かっている。最も移動速度が速くなるのはケースAの場合で、4/11 0:00の時点で130°15'を越えている。

図4-15には厳原の風を用いた結果を示す。基本ケース、ケース@、Bの4/10の時点の位置をみると実際の漂着地点からはやや距離がある。ケースAは4/10の時点で漂着地点に最も近く、9:00に最初の漂着が見られる。

図4-16にはGPVの風を用いた結果を示す。全てのケースで上島西〜北岸に漂着している。ケース@、Aの場合は実際よりも漂着時刻は早く、ケースAでは4/9 16:00に最初の漂着が見られる。ケースBは最も観測値に対する近似度が良く、図4-12の観測値に見られるのと同様に、上島西〜北岸に漂着している。時刻は4/10 4:00に最初の漂着があり、12:00の時点で9個の粒子のうち5個が漂着している。漂着時刻には多少の遅れがあるが、漂着位置はほぼ再現されていると言える。

GPVデータを用いた場合のケースBが最も良好な近似を示した。これは通常では観測されていない現場付近の海上風が、予報値ではあるが得られたためと考えられる。このことは、本システムが予めデータベースとして準備している流れ場(海流、吹送流、潮流)は概ね妥当なものであり、観測値の計算による再現性を左右するのは入力データである海上風の設定であることを示唆している。本システムの仕様では若宮灯台の風を用いることとしているが、これは流動テーブル作成時点においてはGPVが存在しなかったためであり、現状ではGPVデータは非常に有用であると考えられる。

 

 

 

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更新日: 2020年9月19日

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