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膨張式救命いかだ整備技術指導書

 事業名 認定事業場の品質管理向上のための調査指導及び講習
 団体名 日本船舶品質管理協会  


○気室圧力の補正

1. 漏洩試験と圧力測定

漏洩試験は、ガスもれ量の測定であり、直接的には@ガスの質量A容積を測定する方法が考えられる。しかし、これらの方法は現場での実施が難しいので、代わりにB圧力変化をもってガス洩れの判別をしている。圧力の測定は簡便ではあるが間接的方法なのでガスの性質から種々の注意が必要となる。

2. 圧力の一般的性質といかだの例

2.1 絶対圧とゲージ圧

圧力を取扱う時に分かり難くしている一つの要因として、直接ガスの圧力を示す「絶対圧力」と基準圧力(大気圧)との差で表わす「ゲージ圧力」があり、かつ基準圧力である大気圧が時々刻々変化すること、またガス量が変化しなくとも温度と共に圧力が変化する事にある。

この圧力はガスの性質を調べる時には絶対圧力で考える必要があり、日常感覚的に感ずる圧力はゲージ圧力と関係し、測定もゲージ圧の方が簡便にはかれる為、日常的にはゲージ圧がつかわれる。マノメータの測定圧はゲージ圧力である。

絶対圧とゲージ圧との関係は

「絶対圧」=「ゲージ圧」+「大気圧」……………(1)で表される。

043-1.gif

2.2 圧力と状態変化の法則

一定量のガスについては、圧力が一定ならば

気温の変化1℃に対して1/273の容積変化……………(2)

を生じ、温度一定ならば

[容積]×[絶対圧力]=一定……………(3)

というボイル、シャルルの法則が知られている。

これらをまとめると

P×V=Po×Vo(1+t/273)……………(4)

ここで

Po: 開始前圧力

Vo:〃容積

P: 試験後圧力

V:〃容積

t: 温度変化

と表わせる。

 

2.3 環境変化によるいかだ状態変化の実際

(1) 大気圧変化

ガス量一定(モレなし)の救命いかだを例として圧力変化を(1)式を用いて調べた結果を表-1に示す。

 

 

 

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