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船積危険物の性状・情報管理等に関する調査研究報告書

 事業名 船積危険物の性状・情報管理等に関する調査研究
 団体名 日本海難防止協会 注目度注目度5


3.3 カーフェリー専用岸壁における危険物荷役の検討

3.3.1事故想定
 旅客船であるカーフェリーは、危険物船舶運送及び貯蔵規則により、火薬類等の爆発物および低引火点引火性液体等は、殆ど積載禁止となっていることから、船内における事故を想定すれば、急激な爆発をともなうものは考え難い。毒物・腐食性物質による事故が発生した場合は、公共危険性が比較的小さく、更にその性状等から時間的余裕をもって専門業者等による適切な措置を待つことができる。また、酸化性物質、有害性物質においても拡散性の少ない場合は対応が容易であると考えられる。
 事故想定で問題となるのは、引火性液体類、可燃性物質類における火災事故であると考えられる。
 カーフェリー専用岸壁で、荷役作業中に予想される火災事故の原因としては、次のものが考えられる。

(1)タンクまたは容器からの漏洩による引火
(2)他物の物理的衝撃による発火

 上記(1)について、タンクまたは容器からの漏洩は、積載前に点検することにより早期発見が可能であり、時間的余裕をもって適切な対処ができるも のと思われる。
 上記(2)については、船内における隔壁等への衝突、車輌同士の衝突または可動橋やランプ通過時における車輌底部の接触による事故が考えられる が、随所に誘導員を配置し、適切に誘導するとともに監視に当たっており、また、船内では速度を上げて走る距離・時間もないことから、衝突・接触事故の発生は極めて希である。一方、可動橋およびランプ通過時にはその傾斜 角度、幅等によって接触等の事故が起こる可能性があり、一般道路や橋と同程度に安全であるかどうか検討する必要がある。
以下に、ランプウェイおよび可動橋通過時における安全性について検討する。

3.3.2ランプウェイ及び可動橋の構造
 (1)フェリー埠頭設備の概要
 船首または船尾ランプウェイを使用するカーフェリーが着岸・係留するフェリー埠頭の岸壁はL型構造をしており、船のランプウェイに対応する可 動橋を設備している。カーフェリーは着岸の際、自船の船首または船尾ランプウェイが岸壁側可動橋に一致するよう前後方向の位置を決めて係留する。
可動橋の先端は、潮の干満に対応するため上下に調整ができる構造になっている。
 船側にサイドランプを有するカーフェリーは、サイドランプを使用して、車両を乗降させることになる。また、岸壁側にカーフェリーの船側を通じて車両や旅客を乗降させる専用設備を有する岸壁もある。
フェリー埠頭の設備の概要を図1に、接岸状況を図2および図3に示す。

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更新日: 2020年9月26日

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