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電装作業安全衛生ハンドブック

 事業名 船舶電装工事の労働災害の防止
 団体名 日本船舶電装協会 注目度注目度5


第5章 静電気災害の防止

 

5.1 静電気によって発生する障害と災害

近年、衣類やインテリアに合成繊維・合成樹脂製品が広く使用されるようになると共に、身辺に静電気が発生する機会が多くなっている。

静電気は、合成樹脂製品を含む各種の材料の製造・移動・加工の工程等でも発生し各種の生産阻害のみならず、静電気の火花による爆発や火災を誘発する場合もある。

また、最近ではコンピュータ応用機器についても静電気の影響と思われる誤動作等も問題となってきている。

静電気は、一般には発生を防止することが困難なため、発生原因を把握のうえ、放電による対策が取られる。その方法には、接地の取り付け、雰囲気の加湿、帯電防止材の使用、除電装置の設置がある。

ガス、粉じんによる引火・爆発の多くは、静電気の放電に起因する。

放電音(パチという音)が聞こえたり、暗い所で放電発光が目視できる場合は、必ず局部的に3,000Vを越す電圧が発生していると考えてよい。

放電や火花は、ガスや粉じんに最も着火し易いので、強い静電気の発生する恐れのある個所では、特に可燃性ガス・可燃性粉じんを滞留させないよう注意し、静電気によって発生することが予想される事故を未然に防止するように心がけることが肝要である。

また、ガソリン類等(自動車用ガソリン、シンナー、ベンゼン、アルコール等を含む。)は揮発性が非常に高く、僅かに気化している状態でも着火する可能性がある。

静電気によって発生した火花放電が、気化したガソリン類等に、着火することにより火災や爆発を誘起することとなる。

従って、ガソリン類等を取扱う場合には、ガソリン類等を気化雰囲気にしない(させない。)、ことに加え静電気による火花放電を発生させない(静電気を帯電させない。)、ことに十分注意して対処することが必要である。

図5.1.1に静電気によって発生する障害と災害の関係を示す。

 

 

 

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