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米国造船業の集約化に関する調査

 事業名 基盤整備
 団体名 シップ・アンド・オーシャン財団  


2-2 米国造船市場の動向

 

最近の米国造船業における活発なM&Aの動きは、米国における造船市場の動向に対応したものである。上記2-1に記した米国造船業の3つの事業基盤それぞれについて、市場の動向を概観する。

 

(1) 海軍艦艇市場

艦艇市場は、冷戦終結以降の国防予算の削減により深刻な影響を受けている。

ベトナム戦争終了後の1970年代末には約500隻弱のレベルまで落ち込んだ海軍現役艦艇数は、対ソ強攻策をとるレーガン大統領の軍拡路線により大量の艦艇の発注がなされたことから、1980年代末には一旦600隻近いレベルまで復活した。しかしながら、1990年代に入っていわゆる冷戦構造が終結したことにより、攻撃型ミサイル潜水艦、空母、水上戦闘艦の必要性が大幅に薄れたことから、現在は約330隻のレベルにまで落ち込んでいる。

1980年代には、海軍艦艇建造予算は年間100〜150億ドルであり、年間平均約20隻の艦艇建造発注が米国造船業に対してなされてきた。しかしながら冷戦終了後は、海軍艦艇建造予算は年間50〜70億ドルに落ち込み、艦艇建造発注数は年間平均6隻程度となった。

 

米国海軍艦艇の建造・修繕予算等の推移

018-1.gif

出典:海軍省

 

 

 

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