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ポーランド造船業の現状と展望

 事業名 基盤整備
 団体名 シップ・アンド・オーシャン財団  


例えば、Stocznia Polnocnaの株式を取得したGdanska Stocznia Remontowaでは、Polnocna造船所で船殻を建造し、Remontowaで艤装を行うなどの形で、一部の受注案件について工事の分担が行われるようになった。同様に、Cenal造船所は、1996年の操業以来、自社設備で多数の船舶を竣工させているが(添付資料E参照)、他の様々な造船所からの委託による船殻建造も行っている。またグダンスク造船所も、管財人の管理下にあった当時、グディニア、シチェチン両造船所向けに船体ブロックの組立てを行っていた。1999年にはグディニア造船所建造の8138型第10船目である1,850 TEUコンテナ船の船殻がグダンスク造船所で建造されている。(残余の工事はグディニア造船所自体が担当した。)

 

2.5 建造船種の多様化

1990年代初期と比較すると、ポーランド造船業では以下のような変化が注目される。

 

・標準的な船種から高付加価値部門への比重の転換。バルク貨物輸送用船種の建造もある程度続行されたが、この部門ではオープン・ハッチ型撒積船、ケミカル・タンカー、高仕様のプロダクト船が中心となった。

・ポーランドでは従来アフラマックス型タンカーやケープサイズ撒積船を建造していたが、90年代半ば以降は大型船建造が減少した。この種の船舶の建造は一般に利幅が狭いので、ポーランドの造船所はアジア諸国の造船所が提示するような低船価に対抗することは困難である。

・コンテナ船建造における成功。90年代の大半にわたってシチェチン造船所とグディニア造船所ではコンテナ船が工事量で最大のシェアを占めた。ポーランド造船所でコンテナ船建造を受注したのはシチェチン造船所が最初で、1993年頃には同社はヨーロッパ最大のコンテナ船ヤードとしての地位を確立した。これに対してグディニア造船所は、92年末に漸くコンテナ船市場に参入したに過ぎないが、90年代末には、主要なコンテナ船ヤードとなった。98年にはコンテナ船の年間竣工量でシチェチン造船所に追いつき、現在では3,000TEU級までのコンテナ船を建造している。グダンスク造船所もコンテナ輸送用の船舶を積極的に建造している。

・RO/RO船市場における地位の確保。グディニア造船所は99年に6,200台積載の自動車専用船2隻を竣工させた。昨年はまたGdanska Stocznia Remontowaが両頭型シャトル・フェリー2隻を引き渡したが、その船殻建造はPolnocna造船所が担当した。

 

 

 

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