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ポーランド造船業の現状と展望

 事業名 基盤整備
 団体名 シップ・アンド・オーシャン財団  


1990年以来、同社は船舶のセクションとブロックを建造してきた。グディニア造船所は当初、98年11月にこの会社の13.4%の持分を取得したが、後に持株比率を高める予定と報じられている。

 

3.3 グダンスク造船所

グダンスク造船所では最大能力60,000DWTの船台3基で新造船工事を行っている。(Vistula川のLOA制限により、これが同造船所で建造可能な最大船舶である。)1998年にグディニア造船所に買収されてから、グダンスクではコンテナ船と一連の7,000DWT型ミニバルカーを建造してきた。手持工事の大半はドイツ船主向けである。

90年代の初めには、同造船所は、比較的大規模な労働力(91年現在で約8,200名)を抱えていながら、年間10−11隻を竣工させるに過ぎなかった。経営陣は、生産性を向上させ設備を近代化すれば、90年代半ばには年間15−17隻まで生産力を拡大することができると期待していた。同造船所は冷蔵船建造では世界一流との定評があり(70年代から冷蔵船を建造していた)、ドイツ、フィンランド、南アフリカ、米国船主から受注していた。またスカンジナビアの木材輸送用に多目的RO/RO船も建造していた。

 

グダンスク造船所は株式会社の資格を1990年に取得、ポーランド最初の大規模株式会社の一つとなった。また91年に株式の13.7%が従業員に割り当てられ、民営化を図る国内最初の造船所となった。94年までに従業員の持株保有率は40%に上昇し、残りの60%は政府当局が保有していた。

94年頃にはグダンスク造船所では、コンテナ船やRO/RO船の受注が進んだことから、手持工事における冷蔵船の比重は大幅に低下していた。コンテナ船建造は当初1,900-2,300TEU型に集中していたが、後にはそれより小型のものも建造するようになった。また大型船の設計も開発し、95年1月には3,500TEU型4隻を受注した(この契約は後にキャンセルされた)。

 

90年代半ばまでは、手持工事量が多くしかも多様化が進んでいたことから、グダンスク造船所の深刻化する経営難はあまり目立たなかった。ポーランド政府は95年1月、同造船所の苦境を救うため、3,500万ズローティと推計される累積債務の40%を免除した。労働力の大幅削減、生産設備の再編成(6基の船台中3基のみを稼動させる)、造船所用地の一部売却などを骨子とする救済計画が打ち出された。

 

 

 

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