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欧州における舶用工業企業の合併・買収に係る調査

 事業名 基盤整備
 団体名 シップ・アンド・オーシャン財団  


第2章 調査結果の概要

 

I 調査対象とした企業合併・買収の事例

調査においては、最近、合併・買収を実施した、あるいは、合併・買収によって新たに誕生した以下の3つの欧州舶用企業を取り上げ、1]合併・買収の背景、2]合併・買収後の企業戦略、及び、3]合併・買収の成果について調査を行った。

(1) Flender

(2) Hamworthy KSE Limited

(3) Rolls-Royce (Vickers Ulstein Marine Systems)

 

Flenderの事例は、他の2つのものとはかなり異なったケースである。Flenderは、買収当時舶用部門の活動は行っておらず、主要な買収理由も既存の工場の余剰能力の活用であった。他の2つのケースにおいては、顧客に対するパッケージ製品の供給能力を高めたいという共通の認識があり、その目的を達成するために関連製品及び補完製品を供給する会社を買収する必要があった。

 

II 事例の調査結果の概要

1. Flender

1.1 合併・買収の概要

1998年3月、FlenderはMannesmann Rexroth AGの一部であったLohmann & Stolterfoht GmbHの舶用歯車装置と滑り軸受部門を買収した。これには全ての設計図面及び特許並びに技術部門やサービス・販売部門で得られたノウハウが含まれていた。しかしながら、主要な装置は含まれておらず、Lohmann & Stolterfohtの工場と関連製造機械並びに工場の労働者は、買収から除外された。

 

1.2 合併前の二つの企業の概要

(1) Flender

ドイツのBocholtに本社を置く動力伝達装置のメーカー。

製品は、歯車装置(セメント産業、鉄鋼産業向け並びに材料取扱い装置、プラスチック加工機械、風力発電装置用)。合併時、舶用製品の製造は実施していなかった。

 

 

 

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