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欧州における舶用工業企業の合併・買収に係る調査

 事業名 基盤整備
 団体名 シップ・アンド・オーシャン財団  


Flenderは下請け業者についても、Lohmann & Stolterfohtの以前の下請け業者を全て引き継いだ。Flenderの下請け業者がいたにもかかわらずLohmann & Stolterfohtの下請け業者を引き継いだ理由は、舶用歯車については様々な船級協会から高い品質水準を要求されることである(一般産業用歯車はそれほどの水準が要求されない)。非常に特殊な専門的技術を持つ下請け業者を探し出すのは容易でなく、それゆえに同じ下請け業者をそのまま引き継いだのである。

 

3.2 中期的成果

買収時点での変化を顧客はほとんど気が付かないと思われる。しかし、中期的には顧客はFlenderの提供するサービスに新しい発展があることで評価するであろう。

Flender全体における舶用事業の重要性については、舶用事業の売り上げはグループ全体の総売上の5%以下(1,400百万DMのうちの約64百万DM(99/00会計年度))である。しかし、舶用事業は、グループにとって重要な新しい分野と認識されている。

Flenderグループは、各事業が直接利益に結びつくように、あるいは潜在的な購買者に極力アピールするようにそれぞれの事業に専心している。特に、同グループは製品革新と製造工程革新に主眼を置きたいとしている(後者については舶用歯車の製造に影響しそうもないが)。

現時点では舶用歯車の製造場所はBocholtのみである。Flenderの他の工場で舶用歯車を製造することは可能であるが、そのような計画はまだない。

Flenderの経営陣は、同社が設計スタッフをさらに雇用してその能力を得れば、新たな市場に参入できると自信を持っている。

また、舶用事業はFlenderの発展に寄与するであろうと信じられている。舶用事業は国際的見地を高め、また特に英語の使用を促進する。

Herneに勤務する設計及び販売部門のスタッフはBocholt工場の近くに移動する(おそらく2000年末頃)であろう。これは、事業の成長が期待されその結果として追加の従業員の雇用が予想されるが、これらの従業員の収容施設の必要性が一つの理由である。

更なる関連事業の買収の可能性は残るものの、現在のところ具体的な計画はない。

 

4. 論評

Flender内には、舶用歯車事業がLohmann & Stolterfohtにあった時よりもうまく運営され、効率的になっているとの感触がある。また、Flenderは前の所有者に比べて舶用歯車事業に関するより意欲的な計画を持っているとの感触がある。同社は、拡大する市場において、競合相手よりもうまくやろうとしている。

舶用歯車事業の実績に関する公表データはないが、売り上げは急増しており、Flenderは拡大する市場において良いシェアをつかんだ。

 

 

 

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