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アジア市場におけるアセアンフェリー導入支援調査

 事業名 基盤整備
 団体名 シップ・アンド・オーシャン財団  


2. オーストラリアの造船業

 

2.1 オーストラリアの造船業の現況

今日のオーストラリアの造船業は、過去の国内市場向けの鋼製船舶を中心としたものから、国際市場向けのアルミ製高速船及び豪華モーターヨット等を中心としたものに大きく変化し、これら市場で一定の国際的な地位を築くまで発展してきている。

 

その主な変化をまとめると:

・船種:1970年代には多種の鋼製船舶(大型船を含む)を建造していたが、現在ではアルミ製高速船及び豪華モーターヨット等、特定市場向け船舶が主流になってきている。今日のオーストラリア造船業は「軽量」船舶が中心である。

・市場:かつてのオーストラリア造船業界は国内市場向け、とくに軍需用の船舶が多かったが、1980年代にそれまで国内向け造船のみが対象となっていた多額の補助金が輸出向け造船にも適用され、輸出向け軽量船舶の生産が大幅に伸びた。現在、補助金率は大幅に下がったが、船舶生産高の90パーセント以上が輸出されている。

・企業:かつての主な造船所は殆ど姿を消したか、もしくは補助金の交付の対象外となっている。今日補助金が交付される造船所11社のうち、1970年代及び1980年代初期に活躍していたのは1社のみである。

 

業界の研究、試験施設は国際的なレベルにある。研究・モデリング・試験・訓練施設の中には、1992年に設立されたオーストラリア海洋工学共同研究センター1を通して提供されるものもある。

 

1 (Australian Maritime Engineering Cooperative Research Centre(AMECRC):業界等が有する研究開発資源、施設等を効率的に結びつける官民の連合組織)

 

 

 

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