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アジア市場におけるアセアンフェリー導入支援調査

 事業名 基盤整備
 団体名 シップ・アンド・オーシャン財団  


参考資料

参考資料:市場調査

 

本プロジェクト第1、第2フェーズの調査の過程で、高速旅客船事業者など多数の高速フェリーのユーザーにヒアリングを行った。前述のとおり、第1フェーズではフィリピン、マレーシア、ブルネイ、シンガポールでの日本製エンジンを搭載したオーストラリア製の中速旅客船の販売促進および市場調査を行った。アセアンフェリーに対する一定の引き合いが有り、各国市場を概括しても、アセアンフェリーに対する潜在的な需要が存在していると想定された。第2フェーズでは、第1フェーズで事業機会のあったフィリピンへのフォローアップおよびインドネシアでの市場調査と同時に両国での日本製部品の市場についても合わせて調査した。

以下、市場調査の内容をまとめる。

 

1. 市場調査(第1フェーズ)

 

1.1 フィリピン

最近の景気低迷にも関わらず、フィリピンでは高速船便に対する需要が根強い。高速船で「時間を買う」客層があるためで、高速船運行業者は、余分な施設のないシンプルな、性能のよい高速船を好む傾向がある。

フィリピンの旅客船事業者の多くは、ヨーロッパあるいは米国製のエンジンを搭載した船を使っており、MTU製が最も人気が高い。

また、フィリピン市場は、大規模Aboitiz企業グループの一部であるPhilippines Fast Ferry Corporation(PFFC)社が優位を占める。同社は高速船事業の60パーセントを支配し、主にセブ地域にて17隻が就航している。その他旅客船事業者の大部分は2、3隻を所有するのみである。

フィリピン市場に参入する際の障壁となる市場特性としては、

→ 低運賃(運行業者の採算性に関わる)

→ PFFCの市場独占

→ 中古船やマレーシアのシブ製の低価格船との競合

があげられる。

 

 

 

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