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マリンサイエンス・スクール2001報告書

 事業名 マリンサイエンス・スクール事業
 団体名 海洋研究開発機構 注目度注目度5


II 教諭コース
1.実施経過と結果について
(1)実施概要
[1]募集対象及び期間
 重点募集地域: 京都府、滋賀県、島根県、鳥取県、兵庫県
 募集期間: 平成13年5月22日(火)〜7月9日(月)
 
[2]実施期間
 平成13年8月8日(水)〜8月10日(金)
 
[3]参加者
 20名(男10、女10)(オブザーバー参加を含む)
(2)事前準備
[1]協力依頼
 兵庫、京都、滋賀、鳥取、島根の5府県の教育委員会(または教育庁、以下同じ)を訪問した際、高校生たちの依頼と併せて協力依頼等を行った。
 
[2]募集要項の送付
 生徒用の募集要項と共に教諭用の募集要項を上記重点地域の全ての高校、高専(456校、含私立)の学校長宛に送付し、理科担当教諭への配付及び周知を依頼した。
 
[3]応募状況とその後の村応
 応募受け付け期間は、募集要項送付後約1ケ月としたが、締切り日までの応募者数はわずか4名であった。そこで再度、上記の教育委員会に依頼して応募者の確保に努めたが、それ以上の人員確保が困難となったため、締切り日を延長すると共に、新たに関東近郊に募集範囲を拡大した。また、別途情報を入手した東京都内の「東京化学教育研究会」のメンバー181名に対しても本スクールの募集要項を送付し、応募者の確保に努めた。その結果、10名の参加者を確保することができたが、未だ参加者の枠内に余裕があったので、センター関係者からの紹介で、以前から本スクールへの参加を希望していた科学館等でボランティア活動を行っている大学生及び大学院生などを特別に受入れることとし、総勢20名の参加を得て実施した。
(3) 実施状況と成果
 本スクールは、教諭10名、大学・大学院生10名の総勢20名の参加者を得て実施したが、このうち今回の対象地域からの参加者は、滋賀県の教諭1名のみであった。今回、このように遠方からの応募者が少なかったこと、さらに近県を含めた教諭の参加者が少なかった理由については、「交通費の全額自己負担」や「周知方法」等いくつかの問題が提起された。「交通費の全額自己負担」に関しては、対象地域のすべての教育委員会の担当者から最も危倶された問題でもあり、自治体の財政事情等により、多くの学校が出張扱いとならない事情を考慮すると、参加しにくい理由の大きな要因となっていたことが伺える。「周知方法」については、対象地域の全校の学校長に周知を依頼したが、どの程度周知されたかは現時点では明らかではない。
 参加者からは、「最先端の科学の一端に触れることが出来て感動した」「予想していた以上に現場の話を聞くことができ、大変勉強になった」など多くの反響があった。全講義の終了後に行った意見交換においては、「今後の授業の良い参考となった」といった感想の他、募集方法について「参加者のネットワークを活用すべき」といった提案が得られた。
(4) 講義・実習内容
1) 深海調査
[1]深海6500mの世界
 有人潜水船「しんかい6500」のパイロットによる体験談。
 
[2]深海調査と情報技術
 深海調査等で活用される音響調査機器の開発に携わってきた技術者が深海底からの物(例えば沈船)探し等の方法と学童疎開船「對島丸」や打上げに失敗し海底に没した「HIIロケットエンジン部」の発見の様子を解説。
 
[3]ROV実習
 センター前の岸壁においてROV(水中テレビカメラ)による生物観察。
 
2) 深海生物
有人潜水船や無人探査機で捕らえられた深海生物の貴重な映像の紹介と解剖実習、センターで飼育中の深海生物の見学。
 
3) 人間と水中観察
[1]潜水と人間
 本講義後に行われる圧力体験実験や体験潜水時の注意事項のほか、潜水によって生じる身体の変化について解説。
 
[2]圧力体験実験
 深海潜水で使用する高圧タンクを用いて水深30m相当の圧力体験を実施。加圧された空気の密度の影響や、授業で扱われている「ボイルの法則」によって起こる現象を体験。
 
[3]体験潜水
 センターが所有する大型室内プール(水深1.5mと3.Om)において、スクーバ潜水を体験。(希望者のみ参加)
 
4) 海と人間との関わり
[1]地球環境と海洋
 地球環境に及ぼす海洋の影響について、特に世界的な異常気象をもたらす「エルニーニョ」の発現のメカニズム等について解説。
 
[2]海洋エネルギーの利用
 センターで研究を進めている波力エネルギー利用についての解説。
 
[3]地震の巣を探る
深海底から起こる巨大地震発生のメカニズムや地震を予知するための調査・研究について解説。
 
5) 21世紀の挑戟
今後、センターが取り組む国際プロジェクト「深海地球ドリリング計画」の概要について解説。
(5) スケジュール

日時 内容 講師
8月8日(水)
10:30〜11:50 開校式、オリエンテーション 普及・広報課 大嶋真司
13:00〜13:50 海洋研究の概要 普及・広報課 大嶋真司
14:00〜14:50 深海6500mの世界 研究業務部 鈴木晋一
15:00〜15:50 深海調査と情報技術 情報業務部 土屋利雄
16:00〜16:50 ROV実習 普及・広報課 廣高綱/他
8月9日(木)
9:00〜10:20 施設見学 研究業務部 甕川敏暢
10:30〜11:50 深海に適応した生物 海洋生態・環境研究部 藤倉克則
11:00〜11:50 潜水と人間 普及・広報課 竹内久美
13:00〜14:50 圧力体験実験 普及・広報課 坂本信義/他
15:00〜16:50 体験潜水 普及・広報課 三谷日出文/他
17:30〜 懇親会  
8月10日(金)
9:00〜9:50 地球環境と海洋 海洋観測研究部 西野茂人
10:00〜10:50 海洋エネルギーの利用 海洋技術研究部 緒方輝久
11:00〜11:50 地震の巣を探る 深海研究部 藤江剛
13:00〜13:50 深海地球ドリリング計画 OD21計画推進室 小松徹史
14:00〜15:00 まとめ・修了式  
 
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(6) 参加者名簿(五十音順)

氏名 学校名 学年
跡部キヨエ 聖ドミニコ学園高等学校(東京都) 8/10のみ参加
石川和輝 桂林塾(神奈川県)  
伊福龍哉 神奈川県立三崎高等学校  
岡田浩二 滋賀県立膳所高等学校  
黒杭清治 芝浦工業大学(埼玉県)  
佐藤多美子 神奈川県立相武台高等学校  
菅沼安夫 山手学院高等学校(神奈川県)  
立木明日美 横浜市立東台小学校(神奈川県)  
野口る美 湘南学園高等学校(神奈川県)  
益田克行 三浦高等学校(神奈川県)  
池見英記 鶴見大学 オブザーバー参加
笠間慎太郎 鶴見大学
北沢光子 東京大学
齋藤俊哉 慶應義塾大学
笹本綾子 東京商船大学
馬場丈典 同志社大学
バンローズベーク飛鳥 東海大学
藤田真由 東海大学
佐塚由紀枝 社会人
山崎奈保 社会人








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更新日: 2019年11月16日

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