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文化資源の広域的活用に関する研究

 事業名 文化資源の広域的活用に関する研究
 団体名 地方自治研究機構 注目度注目度5


(5)新常陸国風土記夢追い体験ルート「筑西ゆとり路(ユトリロ)」形成プロジェクト
 
○主旨
 対象地域は、スローライフの感覚にフィットするのどかなイメージと、そこに隠された鮮やかな歴史性がある。この味わいを活かし、単なる通り道ではない交流地帯としていくため、積極的に体験や学習を介在させ、居心地のいい滞留型の観光地・マルチハビテーションの素養を高めるとともに、情報案内等を充実させ、回遊・周遊性も高める。
 このことは、「新風土記」の地づくり、すなわち、地域イメージの形成と、文化資源のネットワーク化により、文化の系譜を体系的に体感する仕組みづくりでもある。
 
○内容
・観光地づくりの推進の投入
・水戸・小山への誘導PR拠点形成(鉄道+バスやレンタカーの紹介、観光情報の提供、物産販売のアンテナ機能を含む)
・域内「宿場」拠点機能の形成(宿泊、休憩、買い物の場提供、観光情報や地域文化の紹介拠点、住民と来訪者、住民同士の交流拠点機能を含む)
・案内情報提供システムの確立(共同的なサイン計画づくりと、マップ情報、案内標識・観光スポット案内表示の充実、音声や携帯電話によるリモート案内システム、ガソリンスタンドやコンビニ等のミニ案内所協力等)
・住民ガイド・インストラクター(インタプリター)の育成
・国際観光の推進によるオリジナリティの見直し・異文化ショックの機会づくり
・学習・体験・レク・スポーツ・買い物・食事等各種魅力づくり→(2),(4)と連動
・各種観光ルートの設定(利用交通機関、テーマ別、行動目的別など)
・体験・学習プログラム及び、これを発展させたマルチハビテーションシステムの開発
・広域ルートマップの作成(紙版・ウェブ版)→(1)と連動
・広域推進体制の樹立→(6)と連動
 
○推進体制の考え方
・市町村及び観光協会的機能の広域連合体、交通機関、民間の各種施設や団体
・水戸・小山や交通機関とのタイアップ
 
○想定される効果
・内発効果:地域文化の体系化、地域学習機会提供
・交流効果:観光入込の拡大、住民・来訪者の交流機会の拡大
 
*ポイント
障害者や外国人の来訪への配慮
ホスピタリティの向上からの受け入れ体制づくり
「つくばりんりんロード」、関東ふれあいの道など、既存のルートの活用
地域ブランド商品及び取扱店の巻き込みによる魅力化・産業振興
 
*先行事例
関西歴史文化回廊の推進事例
能登半島や木曽のサイン事例
館山市の地図と標識ナンバーをリンクさせた案内事例
・飛鳥地方の音声リモートガイドシステム
・ぐんまちゃん観光ガイド(ガソリンスタンドの協カ)
・太平記の里(群馬県太田市と新田郡)共同観光PRや地域ブランド化
 
【参考:道を利用した広域的活用】
 
○狙い・期待される効果
・周辺市町村連携による共同イベント(スポーツ、レクレーション)等の実施
・周辺文化施設との観光集客への期待
・地域間交流の促進と来訪者の増進
 
○類似事例 瀬戸内しまなみ海道周辺地域振興協議会
 1995年5月に本州四国連絡道路尾道・今治ルート(西瀬戸自動車道)が完成したことにより、周辺地域の振興・活性化を図るため、広島県(尾道広域市町村圏事務組合)と愛媛県(今治地区広域市町村圏事務組合)の21市町村が連携して、協議会が設立された。
 
1 構成市町村(平成6年2月24日設立、平成13年5月7日御調町が加入し現在に至る)
【尾道・今治広域市町村】
広島県
尾道市、因島市、向島町、瀬戸田町、御調町(2市3町)
愛媛県
今治市、朝倉村、玉川町、波方町、大西町、菊間町、吉海町、宮窪町、伯方町、魚島村、弓削町、生名村、岩城村、上浦町、大三島町、関前村(1市10町5村)
 
2 設置目的
・周辺市町村の広域的課題に対する連絡調整および事業の推進
・瀬戸内しまなみ海道周辺地域の活性化のための調査、研究および施策の推進
・広域共同プロジェクトの推進
 
3 これまでの活動状況
図表4−7 主な活動内容
平成6年度 ガイドブックの作成
平成7年度 地域情報誌の発行、西瀬戸自動車道の愛称公募
平成8年度 しまなみシンポジウムの開催、レンタサイクルシステム調査
平成9年度 瀬戸内しまなみ海道住民交流促進支援事業、しまなみ百景の選定
平成10年度 瀬戸内しまなみ大学開学
平成11年度 広域観光宣伝隊派遣事業、大学シンポジウム「海道の祭り」開催
平成12年度 瀬戸内しまなみ大学(「しまなみ芸能祭」開催)、レンタサイクルシステム統一・レンタサイクル部会設置、ビューポイント整備事業(しまなみ海道五十三次モニュメント設置)
平成13年度 しまなみ体験メニューの発刊、レンタサイクルシステム乗り捨て箇所の追加
 
 主な活動として、「瀬戸内しまなみ大学」と「しまなみ海道レンタサイクル」について紹介する。
 
(1)瀬戸内しまなみ大学
 「瀬戸内しまなみ海道」による交流と連携を促進し、しまなみ海道周辺の活性化と新しい地域文化の創造を図るため、瀬戸田町出身の東京芸術大学学長・平山郁夫画伯を学長に迎え、平成11年3月21日に開学した。
 「しまなみ大学」では、しまなみ海道周辺地域の広島・愛媛両県の21市町村が、瀬戸内海に育まれた多様な歴史や文化、豊かな自然をテーマに、それぞれの地域の特色を活かした「体験から学ぶ」講座やイベントを展開している。
 
(2)しまなみ海道レンタサイクル(途中下車システム)の推進
 尾道市から今治市の間にある「しまなみ海道」沿線の10市町でレンタサイクルを運営している。域内にある14ヶ所のターミナルであれば乗捨てが可能なシステムを導入している。
 
図表4−8 瀬戸内海しまなみ海道マップ
(拡大画面:51KB)
資料: しまなみ協議会ホームページより
 
4 今後の展望
・瀬戸内しまなみ大学の実施と継続(地域間交流の促進と来訪者の増進)
・途中下車システムへの対応(観光ネットワークづくり)
・観光ルート開発への対応(観光会社、雑誌社、地元観光企業との連携)
・他の活動協議会等の調整(各種交流会等との連携)
 
○対象地域の関連文化資源
 「つくばりんりんロード」の愛称で呼ばれる岩瀬土浦自転車道は、岩瀬町と土浦市を結ぶ全長40.1kmのサイクリングロードで、1987年に廃止された筑波鉄道の跡地を利用してできた路線である。
 岩瀬町、大和村、真壁町、つくば市、新治村、土浦市の6市町村を通っており、筑波山から加波山に至る山並みや、山麓に広がるのどかな風景が目を楽しませてくれる。
 
図表4−9 つくばりんりんロードマップ
(拡大画面:47KB)
 
 また、「つくばりんりんロード」の他にも、以下のようなサイクリングロードや遊歩道が分布している。
 
図表4−10 調査対象地域における関連文化資源
(拡大画面:55KB)
資料: 対象市町村資料(総合計画および指定文化財)より作成
 
【広域的な連携による観光地サインシステム整備の事例】
 
図表4−11 能登半島の地域色あふれるサイン
モニュメントサイン&ゲートサイン/デザインパース
(拡大画面:59KB)
 
(拡大画面:141KB)
 
資料:日本観光協会「月刊観光」







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