日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 産業 > 運輸.交通 > 成果物情報

海外における造船・海運動向レポート I (アジア・大洋州)

 事業名 海外における造船・海運動向レポートの作成
 団体名 日本中小型造船工業会 注目度注目度5


(2)船舶事惰
(A)保有状況
 シンガポール船主の保有(支配)船腹量(1,000G/T以上の鋼船)は、ロイドの統計World Fleet Statisticsによると2001年末現在714隻11,113,528G/Tである。
 これを船種別に見ると次の通りである。
 
表2-(1)シンガポール船主の保有船腹量の種類
(1,000G/T以上の鋼船)
船種 隻数 Gf/T 平均船齢
LNG運搬船 - - -
LPG運搬船 12 58,173 5
原油タンカー 62 3,807,358 13
プロダクトタンカー 173 1,197,961 16
ケミカルタンカー 52 456,610 15
その他液体運搬船 5 16,365 16
バラ積み貨物船 87 2,034,495 11
バラ積み貨物・油兼用船 - - -
揚げ荷装置付バラ積み貨物船 - - -
その他バラ積み船 7 31,230 26
一般貨物船 126 759,890 22
貨客船 - - -
コンテナー船 126 2,284,378 11
冷凍貨物運搬船 7 54,656 9
RO/RO貨物船 4 134,489 21
RO/RO貨客船 1 1,930 8
クルーズ客船 3 23,807 18
客船 2 13,773 20
その他乾貨物船 8 25,046 23
漁猟船 2 5,354 22
その他漁船 1 8,289 8
オフショアー補給船 16 21,646 18
その他オフショアー関連船 4 127,594 19
調査船 3 5,770 34
曳船・プッシャー 4 6,432 7
ドレジャー 2 4,627 34
その他 7 33,655 9
合計 714 11,113,528 29
出典)ロイド統計World Fleet Statistics 2001
 
 一方、シンガポール船籍として登録されている船腹は、同じくロイド統計資料によると2001年末現在1,729隻、21,022,604G/Tである。
 
表2-(2)シンガポール籍として登録船腹量の種類
(100G/T以上の鋼船)
船種 隻数 G/T 平均船齢
LNG運搬船 3 185,489 29
LPG運搬船 30 407,770 8
原油タンカー 94 7,023,852 11
プロダクトタンカー 285 1,622,904 16
ケミカルタンカー 93 608,703 13
その他液体運搬船 13 29,326 14
バラ積み貨物船 117 4,208,504 10
バラ積み貨物・油兼用船 6 534,024 10
揚げ荷装置付バラ積み貨物船 - - -
その他バラ積み船 4 57,263 16
一般貨物船 112 1,132,197 18
貨客船 - - -
コンテナー船 169 3,550,314 10
冷凍貨物運搬船 7 46,709 13
RO/RO貨物船 46 1,202,075 14
RO/RO貨客船 3 8,615 6
クルーズ客船 - - -
客船 46 11,357 7
その他乾貨物船 10 83,356 21
漁猟船 4 820 28
その他漁船 - - -
オフショアー補給船 82 69,603 17
その他オフショアー関連船 9 76,166 18
調査船 6 5,385 26
曳船・プッシャー 565 123,619 8
ドレジャー 1 1,275 31
その他 24 33,278 13
合計 1,729 21,022,604 11
出典)ロイド統計World Fleet Statistics 2001
 
 1996年以降の登録船腹量の推移を見ると、ロイド統計資料World Fleet Statisticsによると、次の通りである。
 
表1-(3)保有船腹量の推移
(1,000G/T以上の鋼船)
隻数 G/T 平均船齢
1996 1,480 16,448,536 11
1997 1,656 18,874,767 11
1998 1,677 20,370,399 11
1999 1,736 21,780,112 11
2000 1,728 21,491,085 11
2001 1,729 21,022,604 11
出典)ロイド統計World Fleet Statistics 2001
 
 主要海運企業の概要をJETROシンガポール船舶部の報告書より引用する。
(1)Neptune Orient Lines Limited(NOL)
 定航、タンカー、バルク・キャリアーサービスを提供するシンガポールを代表する海運会社である。1997年11月に米国第2のコンテナ船社American President Lines(APL)を傘下に収めたことにより、買収前は世界第16位だったNOLグループは、運航船隊、売上で世界の5本の指に入る海運会社となった。
 NOLグループ全体の2001年の売上は47.4億US$で対前年比2.6%増となった。売上のうち76%をコンテナ輸送部門が占め、その他、ロジスティックスが15%、チャーター・サービス部門が8%となっている。また、税引き後利益は、前年の1億7,800万US$の黒字から、5,700万US$の赤字に転落した。なお、97、98年はそれぞれ1億4,300万US$、2億5,400万US$の赤字、99年、2000年はそれぞれ9,400万US$、1億7,900万の黒字であった。2000年後半から始まった世界的な景気の後退とそれに追い討ちをかけた2001年9月の同時多発テロの影響や業界全体でサービス供給が過剰となったことによる荷動きの停滞をまともに受けた形となった。
 定期コンテナサービス部門では、傘下のAPLのブランド名の下に、NOLのコンテナ輸送ネットワークはさらに広がり、北米、中・南米、欧州、アジア、中東、豪州の各航路でサービスを行っているが、2001年は苦戦した。
 チャーター・サービス部門では、原油タンカーをAmerican Eagle Tanker(AET)が、プロダクト・タンカーをNeptank(現在はNeptune Associated Shipping)が長期またはスポット傭船しているが、新たにアフラマックスタンカーの建造を行うなど2001年は堅調であった。
 同グループの支配船は2002年3月末現在、128隻で、内訳はコンテナ船が80隻(324万DWT、233,745TEU)、原油タンカーが26隻(284万DWT)、プロダクト・タンカーが22隻(20万DWT)、建造中のコンテナ船が9隻(42,000TEU)、原油タンカーが6隻(85万DWT)となっている。
(2)Pacific Carriers Limited(PCL)
 海運(船舶保有・マネジメント、チャーター)、貨物貿易、船舶ブローカー業務等を行っており、海運業ではドライ・バルクが中心であるが、液体貨物市場にも手を広げ、タンカー部門(プロダクト及びケミカルタンカー)の強化を進めている他、97年からはアジア域内でのコンテナフィーダーサービス(現在、シンガポールとマレーシア・インドネシアを結ぶ7ルート)及び倉庫業務にも手を広げ、さらに99年からはブレークバルクライナーサービスを手掛けている。同社はシンガポールでの上場廃止のため、2001年の年次報告書を作成しておらず、またホームページ等での公表を行っていないため、2001年4月現在の情報を掲載した。
 グループ全体の2000年の売上は1.96億S$で対前年比51%増であった。このうち海運事業の売上げは51%(うちフィーダー及びブレークバルクライナーサービスが43%)を占めている。税引き前利益は5,637万S$で対前年比27%増であった。
 同グループの支配船は子会社の所有船を含め42隻(バルクキャリア31隻、タンカー5隻、コンテナ船6隻)、1,260,480DWTとなっている。
(3)Pacific International Lines(PIL)
 海運(船舶の保有・オペレーション等)を主要業務としており、アジア、中東、東アフリカ、豪州・ニュージーランドヘのコンテナ・サービス及び域内フィーダー・サービス等を行っている。
 グループ全体の2001年の売上は海運事業の売上増加(7億1,000万US$; 対前年10%増)に支えられ8.90億US$(前年比6.9%増)であった。このうち海運事業の売上げは80%(前年は77%)を占めている。税引き後利益は3,360万US$で対前年比14%増であった。
 同グループは、2001年5月現在、前年より6隻増えて、コンテナ船81隻(内24隻は傭船、85,000TEU(2000年:74,000TEU))を運航している。また、コンテナ船14隻(17,100TEU)が2003年6月に就航予定である。
 COSCOコンテナライン上海と華中〜シンガポール/タイ、華北〜シンガポール/マレーシアの共同運航を行っている。
(4)Singapore Shipping Corporation Limited
 同グループはHai Sun Hup Group Ltdが、Stamford Land Corporation Ltdに名称変更後、同グループの海運(船舶保有・マネジメント、船舶運航)及びロジスティックス部門を、Singapore Shipping Corporation Limitedに再編されたものである。
 同グループの2000年4月−2001年3月の売上げは2.75億S$で、税引き後利益は1,800万S$であった。
 同社の支配船は、14隻の船舶を長期傭船しており、その船齢は11.2〜25年と高齢である。なお、ドック周期は2〜3年。
 2000年当時の同グループの支配船は14隻(自動車運搬船3隻、コンテナ船3隻、VLCC1隻、バンカータンカー4隻、重量物運搬船1隻、コンテナバルカー2隻)、459,962DWTであった。
(5)Cosco Investment(Singapore)Limited
 中国のCOSCOグループのシンガポール企業で、海運、船舶修繕業等、コンテナ貨物取扱い、不動産等を主な業務としている。
 グループ全体の2001年の売上は一昨年の対前年比38%、前年の対前年比20%減に続き本年も対前年比6%減となり、1.52億S$となった。このうち、海運業務の売上は0.9386億S$(対前年比8%増)で、全体の61%を占めている。取扱量自体が過去の水準に戻るにはなお1年以上かかると見ている。上期にドライバルク運賃が値上がりし、海運関連部門の売上が増えたため、グループの税引き後利益は41.5%増となった(税引き後利益は1,324万S$、2000年は935万S$)。
 同社の海運・修繕業務は100%子会社のCosco(Singapore)Pte Ltd, Coastar Shipping PteLtd、Cosco Marine Engineering(Singapore)Pte Ltdが行っており、グループで保有する11隻のバルク・キャリア(598,678DWT)及びチャーター船を用いて、東南アジア、太平洋、大西洋地域の主要港間のサービスを行っている。
(6)IMC Holdings Limited
 世界各国に設立された海運企業の株式保有会社で、香港及びシンガポール株式市場に上場されている。グループの主な業務は、船舶保有・運航、船舶売買であるが、船舶管理、船員エージェント業務等も行っている。グループ企業は、2001年末現在全世界に131社、そのうちシンガポールのグループ企業としてはIMC Shipping Co. Pte. Ltd. 等26社がある。
 2001年の売上は4.61億HK$(前年比0.6%減)、税引き後利益は1.73億HK$(対前年比16%増)であった。
 同グループの支配船は前年よりケミカルタンカーが1隻増え、20隻(パナマックス×5、ハンディマックス×5、ハンディサイズログ/バルカー×9、ケミカルタンカー×1)、848,111DWT(2000年:803,693DWT)である。また、同社のジョイントベンチャーの支配船舶として、バルクキャリア6隻、ケミカルタンカー6隻、パナマックスタンカー3隻がある。







サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
130位
(31,571成果物中)

成果物アクセス数
97,029

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2019年12月7日

関連する他の成果物

1.ポシドニア2004国際海事展記録写真
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から