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解説(大人の方に)
1. このまんがについて
この本は平成8年3月に発行した「まんが環境白書ちば(環境学習編)」の続編です。環境学習編と同様に、ゲームを通して、美海ちゃんや大地君たちが主体的に学んでいく様子をまんがで表現しています。
「聞いたことは忘れる。見たことは覚える。やったことはわかる。見つけた(発見した)ことはできる。」と言われるように、ただ知識を受動的に教えられるのではなく、白分自身の感性を働かせ、体験をとおして、真の理解をしてもらいたいと考えています。
千葉県では平成8年8月に千葉県環境基本計画が策定されました。これを機会に、『まんが環境白書ちば』は基本計画の理念である「循環社会の構築・自然との共生・地球環境保全への貢献・みんなが参加する取り組み」を紹介することとしました。しかし、この理念はたいへん難しく、大人の皆様の助力が必要です。どうか、この本を子ども達といっしょに読んでいただき、子ども達の理解を支援していただけないでしょうか。
第1章「限られた資源」では、資源が公正にいきわたっていない現状を知り、現代の日本で起きているような資源の浪費に気づいてもらいたいと考えています。そして、今この地球に生きている人々の間にある不公平と将来の世代との不公平にも思いをよせてもらいたいものです。
第2章「循環社会」では、持続可能な社会を構築するために、われわれが今後とも使用可能な資源について、グループ活動で主体的に調査することにより、白ら学ぶということ、さらに協働の楽しさとみんなが力を合わせると成果が大きくなることにも気づいてもらいたいのです。
第3章「共生」では、かつて日本のどこにでも見られた地域内の資源(自然)を持続させながら利用してきた「むら」の生活を題材として、人と白然が共に生きていくことの大切さを考えてみました。千葉県立中央博物館の「白然と人間のかかわり」展示室の工夫された展示をそのまま利用しました。昔の生活はファミコンや車のような便利でおもしろい道具はありませんでしたが、今の生活と比較して豊かな生活とは、幸せとは何かを考えるきっかけになればと考えています。
第4章「地球環境」は、複雑にからみあった地球環境問題を理解するためのゲームです。解答をこのまんがでは用意しませんでした。地球環境問題については多くの本(児童書を含む)が出版されていますので、図書館の「子供の本」コーナー等でさがしてみて下さい。
第5章の「参加・パートナーシップ」ではロールプレイという環境学習の手法を使いました。ロールプレイはさまざまな立場とそれぞれの考え方があることを理解するために行われるものです。ここでは最近増えているペットボトルのゴミを題材にしました。一人ひとりの社会参加が重要であること、立場を乗り越えたパートナーシップの実現に向けて行動することが環境問題の解決のために必要であることを、この章で考えてみてください。
千葉県環境基本計画の基本目標、理念、長期的目標、分野別目標の体系図

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